No.113:南洋堂書店「東京の微地形模型」と上野「東叡山」[東京]
(2012-03-21 18:22:01) by 松永英明


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このメルマガでも告知しておりましたが、昨年末より「グリーンライン下北沢」すなわち小田急線地下化工事によって生まれる30m42.2kmの「あとち」についてのアイデア・提案を提出しようといろいろ資料を集めたりしていました。

わたしは当然「場所の歴史」を重視しますから、縄文・弥生以来の下北沢周辺地域の歴史を踏まえ、旧下北沢村・代田村の範囲の地形や歴史などを調べた上でその歴史を継承するような「あとち」案を出したいと考えました。

その調査の途中で、このメルマガで謎として提示してきたことが一つ、判明したように思われます。

その「謎」とは、本誌104号から107号まで追いかけてきた、「世田谷区東部の八幡神社は、なぜ丘の南斜面にあるのか」ということです。その理由を解明するには、実はいくつかの前提が必要でした。

その前提の一つは、昨年8月に神田神保町の南洋堂書店で開催された「東京の微地形模型展」と、そこで聞いた話です。それが、今回調べた「下北沢村・代田村の歴史」特に両村の字名の変遷と組み合わさったとき、世田谷区東部の八幡神社がなぜ丘の南斜面にあるかという謎が解けたのです。

その謎解きの結論については少々お待ちいただくとして、今回は「東京の微地形模型展」の話を(半年のタイムラグで)いたしましょう。

実は、この微地形模型展では八幡神社の件とは別の謎が一つ解けたように思ったのです。

東京の微地形模型展

TOPOGRAPHY MODEL TOKYO

2011年7月23日?8月27日に神田神保町の南洋堂にて開催された「東京の微地形模型展」には、開催終了前日の26日、閉店1時間ほど前に行ってそれから閉店時間までずっと模型を眺めていました。

当日はカメラを持っていかなかったので(痛恨!)携帯で撮影した写真が以下のとおりです。
http://f.hatena.ne.jp/GeniusLoci/No113/?sort=old

東京の皇居(=江戸城)を中心とした地形模型で、建物ではなく地形そのものの高低が見事に表現されています。木を貼り合わせたものを削ったとのことで、その自然な色の濃淡によって見やすく、また美しい地形模型でありました。

模型を横から見るとこんな感じの断面になっています。
<画像:20110826183400>

たとえば、皇居を東の方から眺めた写真がこれです。
<画像:20110826180800>
東側の入り江を堀として利用する一方、北や西の内堀は台地を掘り込んでいることがよくわかります。

左の谷が渋谷川水系、右の谷が目黒川水系。(北西方面からの撮影)山手線は渋谷駅から目黒駅に行く途中で、渋谷川水系から目黒川水系へと分水嶺を超えて進んでいきます。
<画像:20110826184400>

Tags: 上野, 千束池, 地形, 東叡山, 浅草

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